心が敏感すぎて疲れやすい内向型人間・・・どうもSATOです。
私が『反応しない練習』を購入したのは2017年8月。
本記事では『反応しない練習』のまとめと、実際に私が3年以上実践した感想を報告します。
もくじ
『反応しない練習』はこんな悩みがある人におススメ
- 心配性・考えすぎる性格で、いつも何かに追われている。
- 他人の目が気になる。人間関係に悩んでいる。
- 再現性が高く、手軽にストレスを解消できる方法を知りたい。
- 内向型な性格に悩んでいる。
合理的な現代人にほど実践してほしい
『反応しない練習』はブッダの教えをもとに書かれた、あらゆる悩みを解消すための実践法です。
ブッダというと、どこか宗教的・スピリチュアルで胡散臭く感じる人もいるかもしれません。
しかし、ブッダの教えは「祈るものは救わる」のような他力本願・他人まかせの手法ではありません。
むしろ超現実的・合理的で、ある意味では超悲観的な部分も持ちあわせた方法です。
例えば、ブッダの教えは
「世の中、自分の思い通りになるわけないじゃん!」
「生きる=楽しいとか簡単に言わない方がいいよ。むしろ、生きる=苦しいことだよ。」
「他人を変えようなんて、いくら願ってもムリムリ。まず自分を変えなきゃ。」
のような考え方を大前提にしています。
いわゆる「神頼み」の手法では一切ありません。
合理的な考え方をする現代人や、無信仰の多い日本人にピッタリな方法です。
『反応しない』とは?具体的にどう実践するの?
本書で書かれている実践手法を簡単にまとめると、以下のようになります。
悩みとはすべて『心の反応』である。
だから、ムダな『心の反応』をしなければ、悩みを消すことが出来る。
例えば、他人に腹を立てる、人前で緊張する、未来のことを憂う、過去のことを悔やむ・・・等、
いわゆる”悩み”と呼ばれるもののおおくは『心の反応(つまり、あなたがどう感じるか?)』で決まります。
とある”出来事A”があったとして、その”出来事A”の捉え方・心の反応が人によって異なるように、心の反応次第で、それが悩みとなるか、どうでもいい出来事となるかは変わってくるはずです。
そこで本書で提唱する方法は『”悩み”を生むような心の反応は、はじめからしなければいい』というものです。
ただし、これは心を無視すること・ガマンすることではありません。
具体的には
①心が反応していることに気づく
②心の反応を客観視する(傍観者になる)
③心の反応が「執着」や「欲望」からきていることに気づく
という手順です。
心の反応を客観視して、その悩みの原因が、自分の「執着」や「欲望」にあることを気付けるだけで、心は自然と静まってリセットされていきます。
これが『反応しない練習』です。
SATO流『反応しない練習』実践方法
オンオフを切り替えたい時は瞑想をする
心の反応を見てリセットさせるには、瞑想が一番手っ取り早いです。最近では”マインドフルネス”とも呼ばれ流行っているようですが、まさにそれです。
私の場合は、仕事を始める前、そして仕事が終わった時に、心を落ち着かせるため瞑想を行います。10~15分、床に座って目を閉じ、瞑想をおこなうだけでオンオフを切り替えることが出来ます。
人間関係や仕事に追われて、心がすさんでいる時・疲れている時におススメです。
就寝時や移動時にはオーディオブックで
本が手元にない。本を開けない。そんな場面で心を落ち着かせたいときには、オーディオブックを利用しています。
とくに就寝前は、要らぬことをもんもんと考えてしまい、不安で眠りが妨げられることもありました。
とはいえ、寝たいのに起きて本を開くわけにもいきません。
そんな時は、オーディオブックで本書の内容を聞きながら目をつぶり、そっと心を落ち着かせていると、知らぬ間に眠りにつくことが出来ます。
場面によって、本・オーディオブックを使い分けています。
緊急時のために『反応しない』キーワードを持っておく
本書では、ムダに反応している心をリセットするため、いくつかのキーワードを提示してくれています。
だれにでも簡単に覚えられる、一言二言の短いキーワードです。
私は、その中から特に自分にとって効果が高そうな、お気に入りキーワードをストックしています。
日常生活で、突如として不安や悩みに押しつぶされそうになる時。
そんな時は、ストックしておいたキーワードを心の中で唱えたり、意識を集中することによって、自分の力で『心をリセットできる』習慣をつけてるようにしています。
『反応しない練習』を実践してよかったこと
不安や緊張に飲み込まれなくなった
私の場合、とくに仕事場において不安や緊張を感じやすい傾向がありました。
そんな時にも『反応しない練習』を繰り返すことによって、心を落ち着かせることが出来るようになっています。
不安や緊張を減らすことによって、いらぬミスを無くしたり、本来の自分の力を発揮することに繋がっています。
悩む時間が減って、好きなことが出来る時間・前向きな時間が増えた
以前よりも、悩む時間が圧倒的に減りました。
もちろん、悩むことが無くなる訳ではありませんが、悩んだとしても、その対処法を知っているので、結果的に悩む時間が短くなります。
悩む時間を、自分の好きなことに充てることが出来ますので、時間の使い方が相対的に有意義になっているのを実感しています。
よく眠れるようになった
一度悩みに取りつかれると、不安で夜も眠れない。夢に悩みが出てくる。
そんな状態に陥ったことが何度もあります。
『反応しない練習』を習慣づけると、悩みから心をリセットできるようになるので、以前よりもよく眠れるようになりました。
おススメの関連書籍
『反応しない練習』はブッダの教えに沿ったノウハウです。
ブッダは2500年以上も前に生まれた人物ですが、彼が実際に放った言葉・詩は、現代でも直接触れることが出来ます。日本語訳での書籍があったり、また専門家による解説書も数多く発刊されています。
彼が直接放った言葉に直接触れることで、考え方を深めることが出来ます。
『もっと詳しく知りたい』という人には、ブッダ関連の本を読んでみることをお勧めします。