自己否定と過小評価で疲れないための行動記録

自己否定と過小評価で疲れないために

SATO

欠点ばかりが気になってしまう…どうも内向型サラリーマンSATOです。

「失敗ばかりが気になり、自信がもてない」
「褒められてもうれしくない」

自己否定や過小評価で疲弊しないために、内向型人間SATOが実践している”行動記録を取る方法”をお伝えします。

内向型人間は自己否定しがち

“頭で考えること”や”分析”が得意な内向型人間は、本質的に自己否定しがちな傾向があります。

そもそも、”分析”や”考える”という行動の裏には「何かをよくしたい・改善したい」という目的が伴います。その結果、ものごとの良い点・長所と同時に、悪い点・短所・欠点にも意識が向けられることになります。

ゆえに、その分析の対象が”自分自身”となってくると、終いには自己否定や過小評価につながってしまうわけです。

  • 自分を否定的にとらえてしまう。
  • 出来たこともあったはずなのに、出来なかったこと・欠点ばかりに目が行ってしまう。
  • 他人から褒められても素直に受け止められず、必要以上に謙遜してしまう。

こんな悩みをかかえる内向的な人は少なくないはずです。

もちろん、自分を過大評価し過ぎるのにも難はありますが、自己否定のし過ぎは心の健康上もよくありません。バランスを取るのが大切ですが、内向型人間はどちらかというと、自己否定・過小評価に偏りがちなのです。

自己否定や過小評価で疲弊しないために

自己否定・過小評価をやめるため、よく言われる方法として「意識的に自分を褒める・肯定的に考える」という自己暗示的な方法があります。しかしこの方法、実際にひとりでやってみると、どこか虚しさを感じたり効果をなかなか実感できません。

もともと自己否定しがちの人間が、全くその気が無いのにムリして褒めてる、ということを自分でわかってしまっているので、心に響かないのでしょう。

自己否定や過小評価で疲弊しないため、私が実際にやってみて効果を感じている”行動記録を取る方法”を紹介します。

成果・行動記録を箇条書きにする

意識の中でムリに自己暗示をかけるよりも、目に見えて客観的に自己肯定につながるものの方が効果があります。とはいえ、客観的に目に見えるもので自分を評価してくれるもの、って身の回りになかなかありません。

____それなら自分で作ってしまえばいい。

私が実践しているのは、”自分の成果”をコトあるごとに記録する方法です。

“成果”と言われて身構えてしまうのであれば、”行動記録”や”日記”と考えもらってもOKです。ただし、日記と違うのは主観的な感情や情報は一切書かないという点です。

ただただ、その時々に行動した事実を記録していくだけです。

仕事でいえば、例えばこんな感じです。

  • A課長に案件の状況を報告
  • B社向けに提案書を作成
  • B社に電話
  • 社内でC案件について打ち合わせ

おそらく1日記録を取るだけで、少なくとも10個、多ければ30個くらいの箇条書きリストが出来上がるはずです。たったこれだけです。

そして自己否定で気分が落ち込みそうな時、ちょっとやる気を出したい時、そんな時にこのリストを見直すようにします。

リストを見返すと、そこには自分の生きた”成果”や”記録”が目に見えるかたちで残っています。すると自己否定や過小評価しがちな人が見落としている、小さな成果にも気付けるようになり、否定的なマインドにストップをかけることが出来ます。

注意点としては、書く内容を誇張したり嘘は書かないということ。そして、後ろ向きになるような成果・行動記録は残さないということです。

この方法は、頭の中で無理に自己暗示を掛けるわけではなく、成果として客観的に目に見える方法で、自己否定や過小評価を辞める方法です。

タスクリストの使い方には気を付ける

タスクリストは、使い方を間違ってしまうと自己否定の意識を強くしてしまうことがあります。

そもそもタスクリストは、”出来たこと”より”出来なかったこと・出来ていないこと”に意識が向かうようなつくりになっているので、「~~が出来ていない」「~~なければならない」という自己否定・過小評価の思考になるからです。

自己否定しがちな内向型人間は、やることリストの使い方を工夫しましょう。

例えば、完了したタスクは、記録自体を消してしまうのではなく「済」の表記をしたり、取り消し線によって成果記録としても残しておくようにしましょう。その方が、できていないことだけでなく、できたことにも意識を向けることが出来るようになります。

その他にも、タスクはなるべく細かく分割するようにします。タスクの単位を大きすぎると、完了するのに時間や手間がかかり、その過程で細かい成果があるにも関わらず、それが目に見えづらくなるからです。また内向型人間はマルチタスクが苦手なので、細かく分割した方が、取り掛かるにもストレスを軽減できるというメリットもあります。

 

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