SATO
もくじ
資格取得の意義は、東大に進学することの意義に似ている
「勉強して東大に入ることに、どんなメリット・意義があるのか?」
“資格取得すること意義”は、この質問への回答に近い気がします。
それは「職業選択の幅や可能性が広がる」という点です。
例えば、東大卒の大学生の場合、就職活動における履歴書審査では、”東大卒”という学歴によって、他の学生よりも当然審査上は有利になります。
現実的に東大卒の学生には、他の学生なら叶わないような有名民間企業や官公庁への就職、という選択肢の幅が広がっています。
これは特に難関資格を取得した場合でも同様であり、資格の内容がその企業の事業内容にマッチしている、もしくは、企業が欲しがる有資格者であればあるほど、就職時の選考において有利に働くことになります。
その他にも”知識がある”というだけで、職業選択の幅が広がることもあります。
それは単に”勉強が出来るから企業に採用されやすくなる”という意味ではなく、他の人よりも、広い知識や考える力がある分、思考や発想の幅が広がり、結果として選択肢が増えるという意味です。
人は、自らが持つ情報や発想の中でしか、人生を歩むことが出来ません。
今の自分の領域よりも、広い発想・視野を持とうとするならば、自分の領域外にある事柄について知識や情報を深めなくてはなりません。
そういう意味でも、資格を取得するという事は、自分の情報や知識の幅を広げ、人生の選択肢の幅を広げることに繋がるのです。
選択肢の広がりが、給与アップや昇格の可能性につながる
資格は取っても意味がない___
という事が、巷ではよく聞かれます。
これは半分正解で半分間違いです。
資格取得はあくまでも選択肢を広げる”きっかけ”に過ぎません。よって、資格取得をうまくアピールしたり、活用できなければ「意味がない」というのは正解になります。
しかし、資格取得をきっかけに部署移動を希望したり、転職をしてみたり、新しい仕事にチャレンジすることが出来れば、その先には、少なからず給与アップや昇格の可能性があります。
資格を取る前にはあり得なかった仕事や人生の選択肢が広がる訳ですから、可能性が広がることは間違いありません。
つまり、資格取得の意義はあくまでも”可能性や選択肢を広げる”ことにあり、そのきっかけをどのように給与アップか昇格につなげていくか、というアクションが次に重要になってきます。
“とりあえず資格を取る”にも意義はある
資格取得の意義は”自分の可能性を広げるためのきっかけ作り”です。
ただし同じ資格を取得したとしても、その感じ方・受け止め方が人によって違ければ、身を置く環境も違います。故に、資格取得の先にどんな可能性が待っているかは、資格を取ってみてからでないと分からない世界でもあります。
なので、
「自分の可能性を少しでも広げたい」
「だけど、今の自分ではそれが見えない」
「何から手を付ければいいか分からない」
ということであれば、”とりあえず資格を取る”もしくは”資格を勉強してみる”も悪くないはずです。
勉強に手を付けてみるだけでも、当初は予想も出来なかった副産物に出会えたりします。それは人との出会いでも、知識との出会いでも、なんでもです。
もし何にも出会えなければ「そこには何もなかった」ことが分かるので、違うステップに気持ちよく進めます。