仕事のことがいつも頭から離れなくて辛い話

仕事のことが頭から離れないのアイキャッチ画像

SATO

嫌なことはすべて忘れてしまいたい。どうも内向型サラリーマンのSATOです。

「仕事のことが頭から離れず、休んだ気にならない…」
「不安や緊張で、夜もなかなか眠れない…」

そんな悩みに苦しむ人に、同じ悩みを持つ内向型サラリーマンSATOが対処法をまとめます。

仕事が頭から離れず、私の自律神経がぶっ飛んだ話

このブログの運営者SATOも、”仕事が頭から離れない”悩みを抱えるひとりです。ちなみにSATOは過去に仕事のストレスによる睡眠不足で、自律神経がぶっ飛んだ(自律神経失調症)経験があります。

だからこそ、同じ悩みをもつ人の辛さが痛いほどわかります。

ちなみに私自身の経験談をお伝えすると、

仕事で他人に助けを求めたり頼ることが出来ず、完全キャパオーバー。
→プライベートや睡眠時間を犠牲にして、休日はもちろん深夜まで仕事をする。
→ストレスと睡眠不足に。

心配事がひとつでも浮かぶと、不安や緊張がいつまでも頭から離れない。どうなるかも分からない将来のことを過剰に心配してしまう。
→帰宅後も休みの日も仕事が頭から離れない。緊張感が抜けない。不眠症に。

その他にも、高圧的な上司やお客さんがいたりとか、先輩に嫌味を言われたりとか、対人関係にも悩みを抱えていました。

そんな状態が1年以上続いた結果、SATOの自律神経はぶっ飛び、いわゆるうつ状態に。

睡眠薬や抗うつ剤を処方されるも一向に回復の兆しが見えず、逆に体の至るところに不調(動悸が止まらない・じっとしていられない・フケが大量に出る・光や太陽が怖い等々)が現れました。

(今思うとよく耐えてましたよ。もう末期ですね・・・。)

その後、ドクターストップで半年間の休養(休職)。
休養によって何とか回復し、今では普通に働けています。

仕事が頭から離れない人って、たぶんこんな人

「仕事が頭から離れない。辛い。苦しい。」という悩みを抱えている人には多くの共通点があります。あなたにも当てはまる性格や特徴はないでしょうか。

責任感が強い

責任感が強い人は、なにごとも自分事として捉え、任された仕事を最後まで責任をもってやり切ろうと努力します。しかし責任感が強いが故に、ひとりで仕事や責任を抱え込みすぎて、休みや帰宅後にも仕事が頭から離れない、という悩みを抱えてしまうこともしばしば。責任感とそれによって生じるプレッシャー・不安はコインの表と裏のような関係です。

完璧主義

完璧主義な人は、自分の仕事をとことん追及して、精度の高い成果を追求します。その成果が認められれば、部下や上司はもちろん、会社からの信頼を得ることが出来ます。しかし完璧主義ゆえに、自分自身に求めること・目標が高く、すべてを完璧にこなそうとしてしまいます。その結果、仕事が頭から離れないという悩みに繋がっていきます。

感受性が強く、敏感

感受性が高く敏感な人は、ほかの人が気付かないような些細な点に気配りが出来たり、周囲をよく観察し、人の気持ちを理解し共感することが出来ます。しかし、感受性が強いがゆえに、外部からの刺激に過剰に反応してしまい、必要以上に不安や葛藤をかかえ、仕事のことを忘れらない、頭から離れないという悩みを抱えてしまうことが多いです。

周囲の目や評価を気にし過ぎる

会社という組織に所属し、そこから給与を得て生活していくためには、自らが所属する組織や取引先から「評価を得る」ということも、時には必要です。しかし、周りの目や評価を気にし過ぎた結果、行き場のない不安や葛藤に囚われてしまうことがあります。結果、仕事や休みの日にも仕事のことを考えすぎてしまい、仕事が頭から離れないという悩みを抱えてしまいます。

仕事が頭から離れない、の末路

「仕事が頭から離れない」というストレスを軽く扱うのは危険です。過度な不安・緊張が継続し、それが度を越えると、私のように体の異常・病気としてそれが表面化してきます。

睡眠不足になる

「仕事が頭から離れない」状態は不安・緊張というストレスに晒されている状況です。人はストレスを感じると交感神経が活発になり、体温や心拍数が上昇します。すると体と脳が覚醒し「疲れてるのに寝付けない」「休みたいに寝れない」「すぐに目が覚めてしまう」という不眠症の状態に陥ります。

この状態が常態化すると、、ストレスを感じる→眠れない→疲れがたまる→さらにストレスがたまる→眠れない→疲れる・・・という、出口の見えない悪循環にハマってしまいます。

体調不調・病気になる

精神の不調が度を越えると、それは必ず身体の不調となって表面化します。

不安・緊張は”気持ち”の問題だと、我慢すれば大丈夫と、以前のSATOのように侮っていると、かならず体を壊します。身体への影響は人によってさまざまですが、頭痛・耳鳴り・動悸・肩こりなど、場合によっては普段の生活が困難になるほど苦しむことになります。

「頭から仕事が離れない」の原因を探る

「仕事のことを考え過ぎてしまう」「いつまでも頭から離れない」
___悩みの解決策を探る前に、まずはその原因がどこにあるのかを振り返ってみましょう。原因を探ることで、その解決策も見えやすくなるはずです。

仕事そのものに関する悩み
  • 仕事の量が多くて処理しきれない
  • 責任の重さにプレッシャーを感じてしまう
  • 仕事で失敗やミスが無いか不安
  • 仕事が覚えられない、うまくこなせない

仕事そのものに関する悩みの場合は、ボトルネックとなっている仕事自体を解決・排除することがイチバンの解決策です。仕事の量が多いなら「これ以上はできない」「仕事量が多くて」とはっきり伝える。自分で解決策が分からなければ人に相談する。ミスや失敗が心配なら、やり方に間違いはないか、ミスはないかダブルチェックしてもらう。仕事が頭から離れない具体的な理由がどこにあるかを探ってみましょう。

対人関係など人を起因にする悩み
  • 会社の雰囲気になじめない
  • 苦手な上司や取引先がいる
  • パワハラや恫喝が苦しい

対人関係など人に起因する悩みの場合は、うまくストレスを発散し、気持ちを切り替える方法が有効です。仕事そのものに関する悩みとは異なり、その相手にその性格や態度を変えてもらうのは、なかなかに難しいからです。ただし、それでも耐えられない、自分が潰れてしまいそう、という事であれば環境を変えることも選択肢の一つとして持ちましょう。

「頭から仕事が離れない」から脱出する方法

取り返しのつかないことになる前に______

「頭から仕事が離れない」を止めるために、私が実践した中で特に効果的な方法をまとめました。

悩みを相談する

責任感が強く完璧主義な人の中には、なかなか人に相談ができないという方も多いです。相談することが、自分の弱さ・弱点を見せてしまうことと感じるからです。

もちろん独りで悩みぬいた結果、それで成果が出れば問題ありません。しかし、悩んだ末に自己判断で断行→失敗するよりも、会社や上司からすれば一刻も早く相談してほしいのです。相談せずに取り返しのつかない失敗をされるよりも、早めに相談して適切に仕事をこなしてくれる社員の方が、よっぽどマシだからです。

また、ひとりでは何日も悶々と悩むようなことでも、たった一言、誰かに相談するだけで簡単に解決の糸口が見えてくることも少なくありません。また、そもそも会社というのは個々の力を寄せ集め、集団でもって最大限のパワーを引き出すことが目的です。だからこそ、ひとりで悩む必要はないですし、ひとりで悩んではいけません。

悩みの原因のうち、失敗やミスが無いか不安、仕事が覚えられない、仕事がうまく出来ない等の「仕事そのものに関する悩み」の場合には、思い切って先輩や上司に相談をしてみましょう。悩みを抱えてストレスが溜まり、せっかくのあなたの休日をムダにしないためにもです。

ちなみに、上司に相談すること自体を否定したり、相談したことで評価を下げるような組織や会社であれば、その会社は程度が知れています。いっそのこと環境(会社や組織)を変えた方が、あなたの将来にとっても良いかもしれません。

何かに没頭して強制的にほかの事を考える

皆さんには時間を忘れて没頭できる趣味や娯楽はありますか?

もしあなたが「仕事が頭から離れない」「忘れたいのに忘れられない」という悩みに苦しんでいるのであれば、時間を忘れるほど夢中になれる”何か”に没頭することをおススメします。趣味をするのでも、友達とおしゃべりをするでも、なんでも構いません。何かに没頭することで、強制的に頭のオンオフを切り替えましょう。

たとえばSATOの場合、手っ取り早く仕事のことを忘れたい…と感じた時には、動画配信サービスを使って好きな映画やドラマをイッキ見したりします。映画・ドラマの世界観にどっぷり浸ることで、うまく頭のオンオフを切り替えることが出来るからです。

思いっきり笑って、思いっきり涙く

笑いや涙には副交感神経を活性化させ、大きなリラックス効果を得る働きがあります。皆さんにも、思いっきり泣いた後、なぜか心が洗われて気持ちがスッキリした経験が一度くらいないでしょうか。

ちなみに、積極的に涙を流しリラックス効果を得ようとする行動は、心のデトックスとしても注目され、巷では「涙活(るいかつ)」とも呼ばれています。それだけ、涙を流すことのリラックス効果を実感している人が多い、ひとつの証拠でもあります。

笑ったり涙を流す手軽な方法としては、読書や映画・ドキュメンタリーの視聴、音声講和などを聴く方法がおススメです。私もいくつかの定額動画配信サービスを契約し、スキマ時間に鑑賞しています。なお、映画や音声配信サービスの中には、数か月間無料でお試しできるキャンペーンが多く実施されています。

自立神経を強制的に整える

「仕事が頭から離れない」状態とは、常に交感神経が優位になっている、いわゆる興奮状態です。これをリラックス状態に切り替えるためには、副交感神経を優位にする必要があります。

しかしやっかいなことに、自律神経は自分の意志で調整・切り替えできるものではありません。それならば外的要因を与えることで、強制的に自律神経を切り替えてみてはどうでしょうか。

自律神経を強制的に整えるために、私が実践してみて特に効果を感じた方法が下記の3つの方法です。

サウナ

ただ単純にサウナだけに入るのではなく、「サウナ→水風呂→外気欲」という一連の流れで、交換神経と副交感神経を強制的に切り替えることができます。

一般的なサウナの温度は80~100度、一方の水風呂は20度前後。この寒暖差刺激を交互に体に与えることによって自律神経を強制的に切り替えます。ちなみに、高温のサウナは交感神経を優位に、低温の水風呂と外気浴は副交感神経を優位にします。

本記事で紹介する3つの方法の中でも、サウナによる自律神経の強制力は一番だと感じます。実際に私もサウナに通ったことで、自律神経失調症の回復が大きく進みました。

またサウナに入ることによって、睡眠導入効果はもちろん、睡眠の深さも改善されるといわれています。サウナに入った後は、心地よいダルさが体に残り、横になって目をつむるだけでスッと眠りに入ることが出来ます。強制的にリラックス効果を得たい、という方にサウナは特におススメの方法です。

運動

適度な運動は交換神経と副交感神経を強制的に切り替え、自律神経の調整に効果的です。

実際に、有酸素運動時には心拍の上昇によって交感神経が活性化し、運動終了後の心拍の安定と共に副交感神経が活性化するという研究結果もあります(『運動終了後の副交感神経活動の簡易評価法とコンデ ィショニングにおける応用(1999)』菅原 順、他)。

私もその効果を体で実感しているので、今でも週2~3回のランニングを続けています。「運動する機会や習慣が無い」という人は、まずは軽いランニングやウォーキングから始めてみるのはどうでしょうか。

瞑想

呼吸を整え、心拍数を抑えることが出来る瞑想も、副交感神経を優位にするために効果的と言われています。

瞑想が他の方法と違って良いところは、一度やり方を覚えさえすれば、どんな場所でも・どんな場面でも実践することが出来ることです。たとえば仕事をしている最中に、ふと不安や緊張に襲われても、瞑想を習慣づけていると、意識的にストレスを抑えることが出来るようになります。また、他の方法よりも短時間で効果が出るのも瞑想の良い点です。1回10~15分という時間で済みます。

上記3つの方法は、私が実際に実践したなかでも特に効果を実感した方法です。

この他にも、一般的には朝食をしっかりと取る、睡眠前にお風呂に浸かる(湯船に入る)等の習慣も自律神経の調整に重要と言われています。「仕事のことが頭から離れない」という不安に襲われている人は、意識的に習慣を取り入れてみることをおススメします。

どうしようもなければ逃げたっていい

まじめな性格な人ほど、できない自分、失敗する自分を責めてしまい”逃げる”という選択肢を排除してしまいます。

“逃げる”ことだけを切り抜き、”結果”として見てしまうと、どうしても”逃げ=負け”と感じるかもしれません。しかし大事なのは、最後にあなたが幸せ・豊かになれるかどうかです。”逃げ”を”結果”として捉えるのではなく、自分の人生をよりよくする為の”手段”や”過程・通過点”と捉えましょう。今は逃げて、もっと勝てる可能性のある場所で勝負するのです。

実際に、どんなに優秀で地位・名誉を手に入れた著名人でも、そこまでの過程の中で、いくつもの負けを経験しています。たとえば、あの冷酷残虐で有名な戦国武将の織田信長でさえも、負けを覚悟し、逃げ帰った戦があるくらいです。有名なスポーツ選手、経営者、、、どんなに成功を収めた人でも失敗した経験・逃げた経験を得て、大きな成果を得ています。

このままでは自分が殺されてしまう、自分が活きない____。

そう感じたら、いち早く逃げ、次のチャンスに備えることが出来るのも有能な戦略家の力です。

SATO

私も自分には合わないと思った会社から逃げた(転職した)ことがあります。今ではそれで良かったと、心から思えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です