替えがきかない人材なんて目指さない方がいい

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SATO

その会社が自分の全てではないはず。どうも内向型サラリーマンのSATOです。

“替えがきかない人材”を目指す危険性

「辞められたら困るといわれるような人材になりたい…」
「替えがきかない人材になりたい…」

会社で仕事をするならば、将来は価値ある存在になりたい。そんな夢を持つ人もいると思います。

僕も新卒で社会人になった頃、同じような夢を抱いていた社会人のひとりです。ただし、会社員として10年働いてみて、その思考が持つ危険性にちょっとだけ気付きました。

その会社でしか替えがきかない人材になっていないか

会社で替えの効かない人材を目指すという事は、その会社で唯一の存在・とびぬけた存在になることです。

しかしそれは、あくまでもその会社の文化やルールの中での話であって、ひとたび会社の外に飛び出してみると、実は外の世界では全く違うルールだった、ということが往々にしてあります。

自分が必死に努力して培ったものが、実は外の世界では大して評価されないものだった、というのは悲しすぎます。

また、今居る会社で替えの効かない存在になれたとしても、その会社が未来永劫存続するとは限りません。人生100年と言われる長い人生の中では、今働いている会社の存在が無くなることもあるし、会社の価値観やルールが変わることだってあります。

そういう意味で、今働いている会社だけを見て働くのは、自分の視野を狭め、結果として自分の可能性をつぶすことになる危険をはらんでいます。

イタチごっこにハマっていないか

会社は組織で動いています。したがって、誰か一人が欠けると会社が回らないという状態をなるべく避けるように組織運営がなされます。つまり、あなたが替えの効かない存在になろうとすればするほど、それを標準化・組織化しようとするのが会社です。

よって”替えがきかない人材”を目指すというのは、終わりのないイタチごっこに付き合う羽目になる可能性を秘めています。

会社主体でなく自分主体で考える

“替えのきかない人材になりたい”という視点は、人生100年というタームでの仕事観としては、もったいない気がします。

それほどのやる気・モチベーションがあるならば、もっと広い視点で会社・仕事をとらえる方が、あなたにとってプラスになるはずです。

特に現代においては、人ひとりの人生で、ひとつの会社だけに勤める可能性はすごく限定的です。これからの時代では、誰もが働く環境や組織を、たびたび移り替えながら人生を送るはずです。

よって、

その会社の中でどう評価されたいか。

という視点ではなく、

自分の人生の過程で、今の会社をどう活かすか。どう利用するか。

という広い視点で見ることをおススメします。

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