『ゼロ秒思考』を1年間続けて効果はあったか?

ゼロ秒思考を1年間続けた結果

SATO

自分の意見や考え方に自信が持てなかった…
どうも内向型人間のSATOです

「『ゼロ秒思考』って本当に効果あるの?」
「実際に取り入れている人の声を聴きたい」

本記事では、人気書籍『ゼロ秒思考』の効果について、実際に『ゼロ秒思考』を1年間やってみたSATOがその効果を紹介します。

そもそも『ゼロ秒思考』ってなに?

ゼロ秒とは…瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くかを意思決定できることだ。

著書の言う『ゼロ秒思考』とは、質とスピードを伴った意思決定能力のことです。

この『ゼロ秒思考』を実現するための手法として、著者は”A4一枚へのメモ書き”ノウハウを紹介しています。

A4の紙に1件1ページで書く。

ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページ1分以内にさっと書く。

毎日10ページ下記、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。

それだけで・・・最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」といえる究極のレベルに近づける。

結局、『ゼロ秒思考』の効果はあったのか?

効果はありました!

ただし、私が効果を実感できてきたのは、1日当たりA4・二~十枚くらいの『ゼロ秒思考』を実践し始めてから1~2か月後くらいのタイミングです(個人差はあると思います)。

実際にやってみると、その効果の現れ方は、筋トレに近いイメージでした。1~2日続けるだけでは、その効果は実感できませんが、続ければ続けるほどその効果を実感できるようになります。

私が『ゼロ秒思考』を1年以上継続して、実感している効果を3つ紹介します。

効果① 気持ちの切り替えやストレスの発散に。悩む時間が少なくなる。

メモを書くと腹が立たなくなるのは、人目を気にせず遠慮なくはき出せ、吐き出したものをしっかりと見ることが出来るからだと考えている。

私は、他人に自分の不満や感情を伝えるのが苦手です。そして、一度頭の中で悩んでしまうと、延々と悩み続けてしまう悪い癖がありました。

そこで今は、怒り・悲しみ・憤りの感情に支配され「誰かにこの想いを聞いてほしい!」「イライラを何かにぶつけて発散したい!」という時、『ゼロ秒思考』を使って、私はA4一枚の紙に自分の感情(悪口)を書き殴ります。

『ゼロ秒思考』によって、10~15分、自分の思うがままに感情を紙に書き殴ってみると、不思議と冷静になることができます。

これは「不満をとにかく吐き出す」という行為によって、ストレスの発散が進み、感情が収まるという効果があるのはもちろんですが、

書き出した感情を自分で見返すことで、負の感情に支配されていた10分前の自分を、あたかも別の誰かを見ているかのように客観視する感覚になり、その結果、冷静を取り戻すことができるようになる、と私は考えています。

『ゼロ秒思考』でストレスを発散したり、うまく気持ちを切り替える、感情をコントロールできるようになった結果、悩む時間も確実に減りました。

仕事から帰ってきてオンオフを切り替えたい
負の感情(悲しみ・怒り・憎しみ 等)の感情から解放されたい
自分の感情が混乱している

そんな時に使うようにしています。

効果② ”考える”ということを自分の武器に。会社で最優秀賞も受賞。

『ゼロ秒思考』では、頭に浮かぶ情報や感情をとにかく書き殴ります。

そして書き殴った後、私は書かれた内容について、分類・ジャンル分けしたり、階層的な体系図を作ってみたり、時系列で並べてみたりしています。

するとどうなるかというと、

  • 感情や情報が整理される
  • 主観的・感情的な要素が除かれ、ものごとの本質が見えてくる
  • 自分の偏った視点に気づき、ものごとを多面的に考えられるようになる
  • 解決策や次にすべきことが自然と浮かんでくる

こんな効果を実感できます。

ものごとを多面的・本質的に見て、最良の解決策を考える訓練になり、考える力を鍛えることに繋がりました。巷でいう、アイデア力や企画力・問題解決力の向上につながっていると自負しています。

 

ちなみに私の勤める会社には、”会社への経営提言”という企画があります。この企画は、社員が経営層に対し提言書を作成し、新規事業や経営改善など自由にプレゼンができる、というものです。

私がこの『ゼロ秒思考』を使って作成した提言書を提出したところ、なんと最優秀賞を受賞。実際に提言内容が採用され、新プロジェクトの担当を任されることもできています。

このような結果もあり、今では『ゼロ秒思考』によって、”考えること”が自分の武器だと思えるようになりました。

 

効果③ 思考・判断のスピードや正確性が改善。仕事も効率化・時短に。

『ゼロ秒思考』を使って”考える”という訓練を繰り返していくと、そのスピードや精度が日に日に良くなっていることを実感できます。

具体的には、

紙に書かなければ整理できなかった情報や感情も、頭の中だけで処理・判断できるようになる

頭の中での処理能力が向上し、判断のスピードが上がる

といった効果です。

感情や情報の処理スピードが上がると、効果①で話したようにまずは「悩む時間を減らす」ことができます。そして特に仕事の面においては、仕事の効率化や時短につながります。

実際に私は、以前より確実に早い時間に帰宅できる回数が増えてます。

“考える”ことは決して楽なことではありませんが、日に日に処理能力が上がっていきますので、以前は四苦八苦していた思考も気楽にできるようになり、時短にもなるので、続ける効果はあると思っています。

余った時間を自分の趣味・やりたいことに使えるというのも、私的にはうれしい報酬です。

 

これからも『ゼロ秒思考』を続けるつもりか?

これだけの効果を実感できているので、これからも続けるつもりです。

ちなみに『ゼロ秒思考』を取り入れて1年以上経ちますが、まだまだ考える力の伸びしろがあるように思います。

ただし『ゼロ秒思考』のメモ書き手法をそのまま継続するというよりは、『何か考えごとをするときには思考や感情をすべて洗い出し、整理して考えてみる』という習慣を継続するという考え方です。

もちろん『ゼロ秒思考』のメモ書き手法に沿って紙に書き殴ることもあれば、紙が無い場合は手帳に書き殴ることもありますし、PCで作業している場合には、ワードやメモ帳をA4用紙代わりにすることもあります。

頭で処理できることについては頭だけで処理してみることもあります。

 

『ゼロ秒思考』で提唱されているA4一枚へのメモ書きは、あくまでも”考える”ためのひとつの手段・手法です。大切なのは、”考える力”習慣をつけることであり、またその手法を学び続ける習慣です。

考える手段・手法には、『ゼロ秒思考』で推奨されるメモ書き以外にもたくさんの手法があるはずですので、いろいろな手法を取り入れつつ、”考える力”を磨いていきたいと思います。

内向型なあとがき

内向型人間は”考えること”が比較的得意な性格です。

しかし”考える”という行為は、悪い方に作用してしまうと、ストレスや鬱といったように精神的に自分を追い詰めてしまうことにもなります。とはいえ、”考える”という行為自体を止める、というのは到底無理な話。

よって内向型人間は、考えすぎる性格を抑え込むのではなく、逆にそれを強みとして活かす方向に舵を切るほうが生きやすいです。もともと内向型人間は”考える”素質は持っているのですから、それを弱みとして捉えてしまうのももったいない。

『ゼロ秒思考』のテーマでもある”考える力”、そしてそれを鍛える”メモ書き”ノウハウは、内向型の素質をうまく引き出してくれるかもしれません。強みや特徴として尖らせて、自分らしく生きていきましょう!

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