電子書籍と紙の本|使い分けとメリットデメリットのまとめ

電子書籍と紙本使い分けとメリットデメリット

SATO

電子書籍と紙の本は共存共栄できる…どうも内向型人間のSATOです。

「電子書籍と紙の本ってどうやって使い分けているの?」
「それぞれのメリット・デメリットは?」

電子書籍歴5年以上のSATOが、電子書籍と紙の本の使い分けについて解説します。

場面別:電子書籍と紙の本のメリット・デメリット比較表

本を選んで購入し、最後は再販するという一連の流れ(場面)に沿って、その良し悪しを表にまとめました。

ご覧の通り、使い方によってメリット・デメリットが分かれます。私がおススメするのは「購入した後に、その本をどんな用途・場面で使用するのか?」という視点で使い分ける方法です。

ひとつずつ解説していきます。

電子書籍紙の本
1選ぶ(品揃え)どちらともいえない
2試し読みするGood👍
3購入する(価格)どちらともいえない
4納品されるGood👍
5読むどちらともいえない
6メモ書き・学習するGood👍
7収納・保管するGood👍
8携帯するGood👍
9検索する・調べるGood👍
10再販するGood👍

選ぶ(品揃え)

品揃えという点では、購入したい本のジャンルは何か?その本が新刊か旧刊か?等の前提条件によって、良し悪しが変わります。

例えば、最近出版される本では電子化が盛んにおこなわれていますが、昔に出版された本ではまだ電子化されていないものもたくさんあります。本のジャンルによって、電子化の度合いも変わってくるはずです。

自分の探している本が、電子書籍・紙の本のどちらで手に入りやすいか?という視点で使い分けましょう。

試し読みする

試し読みという点では、実際に手に取って中を確認できる紙の本に軍配が上がります。

電子書籍でも試し読み機能が進んでいますが、確認できるのは目次+数ページというぐらいです。自分が求める内容が本当に書かれているか?という点を確認するには、まだまだ紙の本を店頭で手に取り、確認する方がよいでしょう。

その他にもたとえば、書店で試し読みをしてから電子書籍で購入する、というような使い分けもアリです。

購入する(価格面)

価格は、購入する本によって紙の本がいいのか?電子書籍がいいのか?勝敗が分かれます。

例えば、昔に出版された本の場合、Amazonには中古品が多数出品されていることがあり、うまくいけば1円で購入することも出来ます。しかし新刊の場合には、中古品の流通が進んでいないことも多く、電子書籍の方が割安で購入できることが多いです。

このように、価格面のメリット・デメリットは、一律でどちらが良いということではありません。購入する本によって価格を比較して、使い分けることがポイントです。

配送・納品

配送・納品面では、即座にダウンロード・ネット閲覧できる電子書籍に軍配が上がります。電子書籍では配送料も不要です。

一方で紙の本の場合、書店で購入すると移動のコストや時間もかかりますし、配達となると配送料がかかります。タイミングによっては、配送で受け取ることが出来ず、余計な時間がかかってしまうこともあるでしょう。

しかし最近では物流網の発達によって、エリアによっては翌日配達や配送料無料で受け取ることができる便利なサービスがとても増えてきました。その代表例がAmazonプライム会員です。

Amazonプライム会員になると、配送料が基本無料となり、さらに”お急ぎ便”という通常よりも速いスピードでの配達サービスが無料で利用できます。さらに時間指定での受け取りも無料で可能です。

会員料が月間400~500円程度かかりますが、そのほかにもたくさんのメリットがありますので、Amazonをよく利用するのであれば入会して損はありません。

読む

読むという点については”好み”の問題です。

ただし読む場所・場面によっては、その使い分けが重要になることもあります。
例えば、ベッドで横になりながら読むような時、電車の中で読むような時、そんな時は電子書籍で読む方が圧倒的に読みやすくメリットになります。

自分がどんな場面・場所で読むのかを想定して使い分けすることがポイントです。

メモ書き・勉強する

メモ書きする・勉強のために使うのであれば、紙の本に軍配が上がります。

最近では、電子書籍にもマーカー・メモ書きができる機能が付いています。しかしそれでも、紙の本への書き込みと比べると自由度はまだまだ低いです。

ちなみに暗記や知識化を目的とした読書の場合には、電子書籍よりも紙の本で学ぶ方が定着率が良いという研究結果が出ています。資格の勉強等、本腰を入れて勉強したい・知識の定着を図りたいのであれば紙の本がおススメです。

収納・保管する

収納・保管という点では、劣化もせず場所を取らない電子書籍に軍配が上がります。一方で、電子書籍の場合、データやアカウントの取り扱いには十分注意する必要があります。

携帯する

携帯するという点では、かさばらない電子書籍の方が圧倒的に便利です。

検索する・調べる

検索・調べるという点においては、紙の本に軍配が上がります。

「検索機能が付いている電子書籍の方が上でしょ」と反論が聞こえてきそうですが、実際に使ってみると、電子書籍の検索機能はなかなかに不便です。というのも、電子書籍の検索機能は、探したい箇所の文章・文脈を一言一句正確に検索窓に入力できなければ、機能を果たしてくれないからです。

現実問題、我々は本の内容を一言一句を正確に記憶している訳ではなく、ざっくりとしたニュアンスや意味合い・文脈で記憶をしています。したがって、本の中からお目当ての文章を探し始める場合には、まずは本全体の目次・構成を確認し、該当しそうな場所を絞ってから、流し読みによってお目当ての場所を探すはずです。

以上の理由から、辞書でもない限り、検索する・調べるという点については紙の本の方がやりやすいのです。

再販する

紙の本は中古で再販することが出来ますが、電子書籍はできません。買い切りで終了です。

結論:SATO流のジャンル別の使い分け

電子書籍と紙の本、どちらか一方だけを使うということは無く、本を購入する用途・目的によって使い分けることをおすすめします。

実際に私が取り入れている使い分けは以下の通りです。

電子書籍紙の本
コミック
雑誌・新聞
ビジネス本
資格本・参考書

使い分け① ビジネス本・資格本・参考書なら紙の本

  • メモ書き・書き込みすることが多い
  • 飛ばし(ぱらぱら)読みすることが多い
  • 後になって調べ事に使う場合が多い
  • 再販することがある(ずっと保管しない)

使い分け② コミックは電子書籍

  • 携帯して移動中などのスキマ時間に読むことがある
  • 飛ばし読みは基本的にすくない
  • 調べ事には使わない
  • 横になりながら読むことがある
  • リセールすることが少ない(ずっと保管する)

 

使い分け③ 新聞・雑誌は電子書籍

  • 一度きりの読み切り
  • 保管はせず最後は捨てる
  • 書き込みはしない
  • 携帯して移動中に読むことが多い

いろいろ試して自分に合った使い分けを考える

上記の使い分けは、あくまでの例のひとつにすぎません。

私の場合は、本の使い方・使う場面を想定し、より目的に合った使い方できるのはどちらか、という視点で選ぶようにしています。人によっては、まったく違う視点で選ぶ方もいらっしゃるでしょう。

使い分けに絶対はありません。それぞれにメリット・デメリットがありますので、いろいろと試してみて、自分に合った使い分けをするのがイチバンです。

それこそ「まだ電子書籍を使ったことが無い」という方は、ぜひ一度使ってみることをおすすめします。使ってはじめてその良さを実感することが出来るからです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です