SATO
「会議に参加するけど、意見が思いつかない」
「意見を求められるけど、何も答えられない」
会議に参加したことのある社会人なら、誰もが一度は経験がありそうなこの悩み。
同じ悩みを抱えていたSATOが、会議で存在会を出せる意見の出し方をまとめます。
もくじ
意見が思いつかない時の対処法BEST3
鋭い意見を出すために、高度な”知識”は必ずしも必要ありません。ポイントは考え方の”切り口”や”視点”を変えることです。
コツさえ掴めば、意見は簡単にひねり出せます。
特に簡単な”意見が思いつかない時”の対処法”BEST3をまとめました。
第3位:関係軸を広げる
意見が思いつかない時の対処法、第3位は「関係軸を広げる」です。
ここでいう”関係”というのは、人と人の関係はもちろん、組織内、組織同士、そしてあらゆるものごとの関係など様々です。
意見を考える際、自分の立場だけを考えた意見なのか、自分以外の周りの関係性も含めた意見なのかで、その内容が変わってきます。
ちなみに多くの会議では、ほとんどの人間が自分の立場でしか意見を言わないので、終始議論がかみ合わなかったり、生産性の無いマウント合戦が始まることがあります。
そんな時に関係軸を広げて話してくれる参加者の存在は、意見を取りまとめたい会議ファシリテーターや上司にとって、とても頼りになる存在になる訳です。
したがって、どうしても意見が思いつかない時には、思考の範囲・関係軸を広げてみましょう。
例えば、自分の立場ではA案がベストだけれども、チーム全体、もしくは会社全体、ひいてお客様や関係先のことを考えるとB案が良い、という結論は往々にしてあります。
多くの人は自分の立場、もしくは自分のすぐ隣の関係軸ぐらいまでしか考えていないません。
「自分と同じ部署の人はどう思うか?」
「自分と違う部署の人はどう思うか?」
「社外の人や取引先の人はどう思うか?」
会議で発せられる意見に対し、関係軸を広げて俯瞰するだけで、これまでにない本質的な意見が出てきたりします。
第2位:時間軸を変える
意見が思いつかない時の対処法、第2位は「時間軸を変える」です。
意見を考える時に、”今だけ”のことを考えた意見なのか、”この先5年?もしくは10年?”のことを考えたた意見なのかによって、その回答が180度変わることがあります。
ちなみに多くの社員は自分の立場で物事を考えるので、自分が会社から居なくなるような10年~20年先の未来のことは考えていません。
そんな時に時間軸を広げて話すような社員は、中長期的な戦略ばかり考えている経営層から一目置かれる存在になれるわけです。
なので、意見に行き詰った時には時間軸を広げて考えてみましょう。
たいていの会社では時間軸を広げた中長期戦略が定まっていることも多いので、それに立ち返るのがおススメです。
例えば、今のことだけを考えるとA案がベストだけれども、将来的な組織発展や事業計画を踏まえると多少のコスト増になるがB案にしておいた方が良い、みたいな意見です。
「5年・10年先のことを考えた時に、今の議論ってどうなの?」
「うちの会社って将来はどうなりたいんだっけ?」
「今の議論は将来のことを忘れてない?」
みたいに時間軸視点を切り替えてみると、良いアイデアや意見が出てきます。
特に現場レベルで働く人は”今”のことを重視し、近視眼的な意見に偏る傾向にあります
(近視眼的になるのが悪いという意味ではありません。現場で手と足を動かすのが一般社員、未来のことを考えるのが経営層という会社における役割の違いです)
そんな時に、鋭い意見を思いつく対処法です。
第1位:目的に立ち返る
意見が思いつかない時の対処法、第1位は「目的に立ち返る」です。
会議で意見交換が白熱したり、会議の回数を重ねていくと、往々にして、はじめに定めた会議の目的から話題や論点がズレていきます。
例えば、目的Aを実現するための方法として、手段Bのことを話し合っていたのが、いつのまにか目的Aが忘れ去られて、手段Bが会議のメインテーマになっていることがあります。
これは恐らく、話し合いをする多くの人が、「相手を説き伏せること」や「自分の立場」等に固執した思考になってしまい、意見交換の本来の目的を忘れてしまうからでしょう。
よって、会議でどうしても意見が思いつかない時には
「この会議の目的ってそもそもなんだっけ?」
「本来の目的に照らし合わせると、今の議論ってどうなの?」
と考えると、鋭い意見が出てくることが多いです。
例えば、、、
「この会議の目的は〇〇なので、その議論はまだ早いです。まずは△△から決めましょう。」
「(もともとの目的に照らし合わせると)××という視点も考慮した方が良いのではないでしょうか」
「目的を達成するためには、◇◇という案の優先順位は低い気がします」
みたいな意見です。