SATO
「内向型が自分らしく生きるにはどうしたらいい?」
「内向型だって活躍したい!」
内向型人間の生き方は、内向型人間から学ぶのがイチバンです。
本記事では、内向型(と思われる)成功者をピックアップし、諸先輩方から内向型の生き方について学びます。
もくじ
内向型の生き方は内向型に学ぼう
世の中で目立つのは外向的な生き方ばかり。
外向的な人を見ていると、友達も多そうで、話は面白いし、なんかこうキラキラしていて、とても魅力的に見えます(ウラヤマシイ…。
それに外向的な人は、軒並み発信力が高く、普通に生活していて単純に目立ちます。そのせいか、世の中で出版される多くの実務本も、外向型の性格・生き方を前提に書かれていることが多いです。
でも実は、内向的な人にも成功を収めている人がたくさんいます。
自伝などの本を読む時、私はその本の著者が内向的なのか、もしくは外向的なのかを調べるようにしましょう。内向的な人であれば、自分の人生に応用できる考え方・生き方が、その本に隠れている可能性があるからです。
自分が内向型だと感じるのなら、外向型人間の成功体験をまねることだけは止めましょう。自分の性格に合わないことばかりをすると、うまく力を発揮できないばかりか、逆にストレスがたまって自分を苦しめてしまいます。
内向型には内向型の生き方があります。
内向型人間の生き方は内向型な成功者から学んでいきましょう!!
大きな成功をおさめた内向的な人たち
性格分類の書物を参考にし、内向型(と思われる)著名人とその名言をピックアップしました。
内向的な生き方のヒントにしていきましょう!
野村克也
野村克也監督といえば、ID野球の先駆者として大きな実績を残した野球監督です。その他にも歯に衣着せぬボヤキ節も有名です。
データを重んじるところや、自己主張が控えめで感情の起伏が少ない言動を見ていると、内向的な要素をおおく持った人物と考えられます。
失敗を避けるためには、「二段階準備」が必要なのだ。
皆と同じでは勝てない。一歩先を行く「そなえ」が必要というわけだ。
きちんとしたプロセスを踏むからこそよい結果が生まれる。(野村克也)
野村監督は、その著書の中で「事前準備」の重要性を強く訴えています。
内向型人間は、アドリブが苦手と言われる一方、ものごとを深く考える思考力や粘り強さを活かして、大きな成果を出すことが出来るといわれています。そういう意味では、事前準備を徹底して着実な成長を訴える野村監督の教えは、まさに内向型人間の生き方を示してくれているように私は思います。
タモリ
友達はいらない、諸悪の根源である。
その友達の輪以上の事が出来ない気がする。(タモリ)
友達がたくさんいることが賞賛されがちな世の中ですが、タモリさんは、”群れることによる弊害”を訴えています。
人は、組織・集団で行動することで、身の安全を守ろうとする生き物です。しかし、似た者同士・いつもと変わらない環境に長く安住すると、人はその居心地の良さに甘えてしまい、考えること・変化することを止めてしまいます。いわゆる”井の中の蛙”状態です。
タモリさんは、他人や集団に依存しすぎないこと、自分と向き合うこと、自立することとの大切さを説いている、と私は考えています。
内向的な人は、友達の数が少ないことに悩みを持つことが少なくありませんが、そこに劣等感・コンプレックスを感じる必要はありません。外向型と比べると、確かに社交性は薄いかもしれませんが、それに代わる自立力、自ら決断し行動する才能を持っています。
タモリさんの言葉は、内向型人間の人付き合いについて、道しるべを示してくれています。
友達が少なくても幸せですか?→大丈夫です。柳井正
僕は内向的で、経営者に向いていなかった。いつも心が折れそう。(柳井正)
かの有名な”ユニクロ”ブランドをつくりあげた㈱ファーストリテイリングの会長兼社長です。柳井社長は、とある雑誌のインタビューで自分自身のことを”内向的人間”だと言い切っています。
柳井社長は、いわゆる夜の付き合いをほとんどせずに、仕事が終わると真っすぐに帰宅。その後は本を読み、ビジネス戦略を練るのが日課と仰っています。
夜の街に繰り出し、お酒を酌み交わしながら多くの人脈を築いて・・・というような、世間一般の社長イメージとは真逆の生活です。
何度も経験するうちに免疫がついてくるんじゃないかな。
――――失敗も多いけど、やればできることが分かった。(柳井正)
内向型人間は慎重であるがゆえに不安を抱えやすく、また受け身になりがちといわれます。柳井社長の言葉は、不安を抱えながらも諦めずに挑戦し続けることの大切さを訴えています。
“失敗も多いけど、やればできることが分かった”という表現には、辛抱強く努力を重ねてきた内向型人間の意地を感じます。
内向型であることに自信を持とう
内向的な成功者の自伝を読んでいると、その節々で、自らの内向的な強みを活かして成功していることがよく分かります。同時に内向型である自分にも自信を持てるようになります。
内向型人間のエネルギーが、自分の強みに集中し、ハマった時の馬力は凄まじいものです。
周りが見えなくなるくらい、ひとつのことに没頭できます(まさにオタクのように)。
外向型ばかりが注目される世の中に一泡吹かせてやりましょう!
内向型人間の強みまとめ