ぶっちゃけ社会人は大した夢や目標がない

社会人なんて大した目標がない

SATO

目標なんて無くたって困らない。どうも内向型サラリーマンのSATOです。

“夢や目標がない”のはいけないことなのか?

“目標がない”ことを許さない日本社会の暗黙のルール

日本という国では、学校に入ると、それを持っているのが当然かのように将来の夢や目標を書かされます。

たとえば、卒業アルバムには将来の夢を乗せるのが定番だし、恐らく一度は作文を書かされます。社会人になっても採用面接はもちろん、会社に入ってからも夢や目標をここぞとばかりに聞いてきます。

日本社会には「夢を持つこと=素晴らしいこと」「若い人は目標を持たなくてはならない」という暗黙のルールがあるように思います。

なにも知らない無邪気な子供であれば「夢や目標がないことはいけないことである」「普通ではない」「おかしい」という風に自分を責めてしまうこともあるのではないでしょうか。

社会人でも”ふたりにひとり”は目標がない

では、実際の社会人はどうなのか___。

実のところ、子供に対して「目標を持て!」と偉そうに言っている社会人こそ、夢や目標がないことも多いが現実です。多くの社会人は今を生きることに精一杯で、人に語れるような大層な夢や目標なんて持っていません。

日本の20代以上14,100人を対象にした調査によると、20代以上の社会人で夢を持つ人の割合は51%でした(日本ドリーム白書2018)

つまり、ふたりにひとりは「夢や目標がない」ことになります。

夢は目標は身近なところに

また”夢”とは言いつつも、社会人はかなり身近な場所に夢を置いています。

<日本人の夢ランキング>

第一位:健康に生活する

第二位:好きな趣味に打ち込みたい

第三位:マイホームに住みたい

第四位:家族が幸せになること

第五位:子供・孫の成長が楽しみ

 

夢や目標というからにはもっと壮大なものを想像した人はいないでしょうか。

「おおきな夢や目標を持て!」と語っている社会人や大人が、身近なこと・ありふれたことを夢にしているというのは皮肉なものです。

 

当然、大人は自分自身に夢や目標がないので、

「なぜ夢や目標が必要なのか」

「どうしたら夢が目標を見つけられるのか」

をちゃんと教えてはくれません。

 

でも、これが現実です。

結局は、当たり前のことを当たり前にできることが一番幸せ、という事なのかもしれません。

“夢や目標がない”と不幸せになるのか

夢を持つこと=理想を追いかけ続けること

では、なぜ夢や目標を持つ必要があるのでしょうか。

それが幸せに直結するのでしょうか。

よくよく考えてみると、夢や目標を持つということは、理想を追いかけ続けることでもあります。

世の中上手くいくことばかりではありませんので、当然、理想を追いかける過程では多くの困難や挫折を味わうこともあるでしょう。そして、才能には違いがあり時間も有限です。途中で諦めなければならないことも出てきます。

そういう意味では、今の自分を認めて過度な高望みをしなければ、大きく失望することも少なく、幸せに生きることができるのかもしれません。

夢を持たない。今を生きる。という選択肢

あらゆる悩みから人を救い、現代でも多くの人の価値観に影響をあたえるブッダもこう言っています。

”人間の欲や渇望こそが、悩みの根源である”

と。

こうしたい、ああしたい、という欲望こそが人を悩ませ・不安にさせる諸悪の根源だと説いたのがブッダです。

だから、

人と比べない

優劣を判断しない

人生の閾値を高くし過ぎない

そんな人生こそ幸せだという考え方もあるのです。

その人には、いわゆる大きな夢や目標はないかもしれないけれど、それに囚われている人よりも幸福度は高いかもしれません。

今を精一杯生きる___という選択肢です。

それでも夢や目標を持ちたい人に

それでも夢や目標を持ちたい!という人のために、作り方をまとめました。

夢や目標は、ある日ふと天から降りてくるようなものではありません。

自分から意識的に探してみる必要があります。

夢や目標は「不」から湧き上がる

夢や目標は自分の中の「不」から湧き上がることが多いです。

不便、不快、不平、不満、不足、不安、不幸・・・

たとえば、小さい頃に病気や怪我などを身近に経験したことで、自ら医者を目指す人もいます。お金に貧しかったことによって、大きなお金を手にしたいという目標を志す人もいるでしょう。

自分が今までに経験した「不」から夢や目標を探ってみるのもひとつの手です。

“やりたいこと”がなければ”やりたくないこと”を挙げる

“やりたいこと”が思いつかなければ、”やりたくないこと”を挙げてみましょう。

“やりたいこと”よりも気軽に思い浮かぶはずです。

例えば、時間に拘束されたくない、という事であれば「時間に柔軟な働き方をする」というのがひとつの目標になります。その他にも、満員電車に乗りたくない、という事であればリモートワークを前提とする職場を選んだり、職場の近くに家を構えることが目標になります。

“やりたくないこと”から自分の生き方を探るのもひとつの手です。

自分の知らない領域にチャレンジする

現状で”夢や目標がない”ならば、今の自分の領域を超えて世界やものごとを見たり体験する必要があります。

たとえば、いままで経験したことがない新しい仕事に取り組んでみる、興味のある資格を勉強してみる、ボランティアやサークル活動に参加してみる___。

何か新たなことにチャレンジしてみましょう。そこに夢や目標のヒントがある可能性があります。

例えば私は、中小企業診断士という資格を取ったことによって、WEBマーケティングやSEOの世界に興味を持ちました。そして将来的には関連した仕事をしたいという目標のもと、今では当ブログを運営しています。

何をきっかけにして、自分の興味・関心の琴線が触れるかはやってみないと分かりません。

“夢や目標が無い”という人こそ「当たればラッキー!」というつまみ食いの精神で、いろいろなことにチャレンジしてみることをおススメします。

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