遅咲きの人生だって悪くない

遅咲きの人生だって悪くない

SATO

右肩上がりの遅咲き人生も悪くない。どうもSATOです。

内向型の人生は遅咲き?

内向型の経営者・諸先輩方を見ていると、若い頃に同世代の中でもいち早く大きな花を咲かせる、というよりは、じっくりと養分を蓄えながら幹の強い花(成果)を咲かせる、いわゆる”遅咲き人生”の方が多いように思います。

自分のこれまでの人生を振り返ってみても、努力や積み重ねの結果が、思いもかけぬ忘れたころに現れてくることが多いのです。

遅咲きで人生に花を咲かせるのは、内向型が歩む人生の特徴のひとつなのでは、と思い始めています。

自己評価が低く、アピールが苦手

傍から見て十分な魅力や力を持っているにもかかわらず、必要以上に自分を低く評価する傾向が内向型にはあります。また同時に、自己主張・アピールをそこまでしない性格でもあるため、結果として世間からの評価として花を咲かせるのも遅咲きになる傾向があるように思います。

人脈作りが苦手

内向型は、社交的な場や広い人間関係を苦手とする傾向があります。

それゆえに、人脈や人のつながりを利用して一気に花を咲かせるという事も限られれば、仮に花を咲かせる実力があったとしても、人付き合いが限られれば世間様に知られることも少なくなります。

交友関係の持ち方も遅咲きに関係しているかもしれません。

初動は遅いかもしれないが、コツコツと積み重ねが出来る

“初速スピードが遅い”といわれがちな内向型ですが、ひとつのことを突き詰める”集中力”や、コツコツとものごとを積み重ねることができる”責任感”や”やり遂げる力”には定評があります。

確かに”遅咲き”かも分かりませんが、焦らず、じっくりと、腐らずに待つことさえできれば、いつか大きな花を咲かせることが出来る気質を持っている訳です。

苦労が多いからこそ、深みが出て底力がつく

内向型人間はものごとを深く分析できる一方で、悲観的に見る癖があります。それゆえに、生きづらさを感じたり、悩みや不安を感じることが多いともいわれます。

ちょっと損な性格と思われるかもしれませんが、その分自分を高めたり、他人を思いやれる人間にもなれるはずです。人生の障害を感じやすいことで、他人よりも遅咲きにはなるかもしれませんが、その分ちょっとの雨風では折れない芯の強い花を咲かせられます。

遅咲きの人生がいい?

どうせ成功するなら早い方がいい__。

夢を抱く者ならば、誰もがそう思います。とりわけ現代人は、子供の頃から「周りよりも一歩前へ、遅れたら大変だ」という、一種の脅迫観念のようなものに取りつかれている節があります。

しかしその一方で、日本のみならず世界においても「早く咲かば早く散る」「急いては事を仕損じる」「急がば回れ」等、早咲きに伴う危険性を唱えるたり、急ぎすぎを戒めるような諺がたくさんあります。そういう意味では、人生を急ぎ過ぎたばかりに大事な場面で仕損じ勇み足になるという失敗を、先人たちはよく繰り返し見てきたのかもしれません。

比べるべきは”他人と比べて遅い早い”ではなく、”過去の自分と未来の自分”。
人生100年という長い道のりを考えると、じっくり右肩上がりの遅咲き、”有終の美”でも悪くありません。

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