SATO
「いつも生きづらさを感じる…」
「他の人より、苦労している気がする…」
「気が休まることが少ない…」
内向型な人は「生きづらい」という悩みを抱えることが多いといわれています。
その理由について内向型サラリーマンSATOがまとめました。
もくじ
内向型が”生きづらい”と感じる3つの理由
理想的な人のロールモデルが外向型
世の中でよく語られる”よき人”や”理想的な人”の特徴のほとんどが、外向型な人に見られる特徴です。
たとえば、、、
- 明るく前向きに!
- 積極的で行動的に!
- 友達はたくさん!
- はきはきとした大きな声で!
などです。
“あるべき人の姿”として語られる人物像が外向型に偏ったイメージで形成されていれば、それと違う特徴を持つ内向型人間は、当然「生きづらさ」を感じます。同時にこれまでは、”内向型がどのように生きていけばいいのか?”という、人生のロールモデルもあまり示されてきませんでした。
内向型より外向型の性格が歓迎されやすい社会構造
私たちの生きる現代は、ネットや移動手段の進化によって、時間と距離の壁が限りなく取り払われたグローバル・スピード社会です。
そんな時代では、時代の変化はもちろん、はじめての環境や人間関係にも素早く溶け込める社交性やアピール力・会話術、そして即断即決できる機敏さや行動力が評価されます。どちらかというと、これらの要素は外向的な人間が得意とする分野です。
実際に日本の企業が求める能力ランキングでも、コミュニケーション力や行動力、主体性など、内向型人間からすると耳が痛い能力ばかりが挙げられています。
深く考えることに時間を掛け、じっくりと人間関係をつくり、落ち着きや静けさを大切にする内向型人間が「生きづらい…」と感じるのは当然といえば当然です。
ストレス・不安を感じやすく、悲観的になりがち
内向型の人は外向型よりも、ものごとの変化や外部からの刺激を敏感・繊細に感じ取ります。ゆえに大きな音や光、人込みの中はももちろん、複数人と会話しているだけでも疲労感を感じることも少なくありません。外向型な人がなんとも思わないような環境でも、ちょっとしたストレスや疲労を抱えやすいのです。
また同時に内向型人間は”考えすぎる”癖があります。”細かいことに気づく”能力と”考えすぎる”能力が自分の外側に向けば文句ナシ!なのですが、これが自分自身に向くことが多いのも内向型です。
良く言えば”自省力がある”や”自立している”とも言えますが、悪く言えば”自己否定”しがちで”悲観的”なのです。それゆえにストレスを多く貯めがちで、生きづらいと感じてしまうことが多いのです。
“生きづらい”をちょっとでも解消するために(随時更新中)
内向型の生きづらさを解消し、イキイキとした人生を送るためにどうしたらいいのか___。
これは僕にとっても人生最大の命題で、未だ明確な答えはありません。
毎日が試行錯誤です。
とはいえ、これまでの人生経験で、ちょっとだけその解決の糸口が見えているものもあるんです。
僕の実体験をもとに、内向型の「生きづらい」人生を変える方法を紹介します。
内向型である自分を認めてあげる
まずは内向型である自分を認め、自己否定を辞めることが第一歩です。内向型な人の多くが、自分の性格を否定的に考えている節があります。
この記事を書いている僕自身も、昔は内向的な自分の性格が嫌いで嫌いで仕方ありませんでした。
それゆえに、明るく積極的な性格を無理に装い、内向型な性格を必死に変えようと努力をしたこともあります。しかしその努力の行きつく先は、自分を否定し、性格を偽ることの苦しさ・悲しさ。どこまで行っても、終わりのゴールが見えない虚しさです。
そんなある時、内向型である僕の性格や得意分野を評価してくれる人に出会いました。
君はそのままでもいい____。
そう言ってくれたような気がして、肩の荷が一気に下りたことを今でも覚えています。
内向型には「生きづらい」と感じる弱点以上に、魅力的な強みがたくさんあります。自分らしく生きるための”はじめの一歩”として、内向型の自分を、まずは自分で認めてあげてください。
内向型であることを活かす方法に舵を切る
外向型のフリをして苦にならない内向型もいるでしょう。それがラクにできるのなら、問題ありません。
しかし僕と同様、外向型のフリをすればするほど虚しさや苦しさ・ストレスを感じてしまう内向型もいるはずです。本来の自分を押し殺し続けて生きる人生ほど、辛いものはありません。それこそ、生きづらい人生であることを自ら認めてしまっているようなものです。
だから、何かの選択を求められた時には、内向型の自分を守り・活かせる方向に舵を切るのです。実際にこの世の中には、内向型の得意分野を活かし、大きな成功を収めた人がたくさんいます。
ビル・ゲイツ、アルバート・アインシュタイン、ウォーレン・バフェット、マーク・ザッカーバーグ。外人だけではありませんよ。日本人でも野村克也、柳井正、落合陽一、タモリなどなど。
その事実こそが、内向型の大きな可能性を示す、なによりの証拠です。
内向型人間の強みまとめ “内向型の生き方”は”内向型の成功者”から学べ生き急がない。内向型はウサギとカメでいう”カメ”タイプ
内向型はものごとに時間を掛けてじっくり取り組むタイプです。故に、その成果が出てくるのに、人よりも時間が掛かることも多いかもしれません。他の人の成果に、焦りや不安を感じることが多いかもしれません。
しかし、結果を求めるあまり、生き急いではダメです。
内向型人間には、小さな積み重ねを大きな力に変えることができる、継続力・集中力・忍耐強さが備わっています。一歩一歩の小さな蓄積は、簡単には得られない人間的な深み・厚みをもたらしてくれます。それがどんな時にも揺らぐことの無い、確固たる自信になり、あなたの武器になるはずです。
内向型はウサギとカメでいう”カメ”タイプです。
ストレスや悩み・不安と上手く付き合う方法を身に着ける
周りの環境や性格を思い通りに変えられて、ストレスや悩みを簡単に断ち切ることが出来るのなら、内向型もここまで悩みませんよね。しかし、生きていく上では周りの環境に合わせなきゃいけない時もあるし、根っからの性格は簡単に変えられるものではありません。
なので、内向型人間はストレスや悩み・不安と上手く付き合う方法を、ちょっとずつでも身につけていきましょう。
上手く付き合うには、3つの方法があります。
①悩みの原因を解決する・断ち切る、原因から逃げる!
②ストレスを受けた時の、心への影響を少なくする
③悩みや不安等の負の感情を、ほかに移す
この方法をうまく使い分けて、自分にムリをさせずに生きていきましょう。
生きづらい…と感じたなら、たまには逃げたっていいのです。